空良くんは回転椅子に座った。
あそこが部長の席なのかな?
旭ちゃんは空良くんの近くにあるチョコレート色のワゴンに近づき、何か作業をしていた。
「・・・座れ」
「は、はい」
ところで空良くん、キャラ変わりすぎじゃないか?
二重人格なのかな?
私は3人掛けソファーに座った。
思ったよりふかふかしていて、座り心地は抜群!
良いな・・・これ部屋に欲しいわ。
「どうぞ」
「あ、ありがとう」
旭ちゃんは目の前に、花柄のティーカップを置いてくれた。
紅茶かな?
覗くと、私は驚いた。
・・・なんじゃこの色はぁ!
高級そうなティーカップの中に淹れられていたのは、毒々しい赤い液体。
飲むのには、少し心の準備がいるかもな・・・。
「どうぞ。ボクがブレンドした紅茶です」
「あ・・・ありがとう。
って、ボク?」
旭ちゃん、自分のこと“あたし”って言ってませんでしたっけ?


