「・・・入れ」
真面目な優等生風の話し方をしていた空良くんからは信じられないほど、冷たい口調と声で、扉を開けた。
って、あの眼鏡の肖像画が飾られていた、壁の横を押しただけ。
それなのに。
軽い力で、壁が開いたのだ・・・。
「ど・・・どういうこと?」
「ようこそ。
遥華学園探偵部部室へ?探偵部BBKの、夢原毬子さん?」
「た・・・
探偵部部室だとぉ!?」
壁の中に入っていく旭ちゃんを追いかけ、私も入る。
壁の中は、小さな個室になっていた。
周りは全て本棚で埋められ、壁は見えない。
大きくて高級そうなガラス扉の棚には、ぎっしりと書類がつまっている。
床にはこれまた高級そうなワインレッド色の絨毯。
会社とかで社長さんが使いそうなデスクに、ふかふかそうな回転椅子。
会社とかで見かけそうな茶色い3人掛けソファーは2つあり、間には茶色く輝く長テーブル。
その他の家具は全てチョコレート色を基調とされ、全体的に高級感が漂う。
ここが・・・
探偵部の部室・・・・?


