「知佳ちゃん、気にしないで?
あの人は誰なの?」
「宮島秀信(みやじま・ひでのぶ)くんです・・・。
遥華学園生徒会長で、わたくしの彼氏です。
お家は、宮島財閥です」
宮島財閥って、世界No.5の財閥だ。
生徒会長で財閥の人間か・・・。
「ヒデくんは、探偵部が嫌いなの?」
「部費の無駄としか思っていません。
元々部活は部員3人以上って決められているんです。
でも探偵部は現在2人・・・。
部員規定人数も果たしてませんし、部活動もしている気配がありません」
「部活動している気配がしない?」
「探偵部は学校の生徒と外部の人間からの依頼を解くのを、部活動として生徒会と校長先生に提出しています。
探偵部に依頼したい人間は大勢います。
でも、探偵部の人たちは部室を探さなければ依頼を聞かないと言って、なかなか依頼を承ってくださいません。
直接話しかけても無駄なんです・・・。
『部室を探せ、探したら依頼を解く』との一点張りなんです。
そんな部活は必要ないと、ヒデは言います」
「どうして部室を探せの一点張りなの?」
「わかりません・・・」
ますます眼鏡の謎を解決しなければな。
「知佳ちゃん。
眼鏡って聞いて思い浮かべる場所とかモノとかない?
この学校でなんだけど」
「眼鏡、ですか?」
「うん。
私も今部室を探している所で。
与えられたヒントが眼鏡を探せ、なの」
「・・・関係あるかわかりませんけど」
「なんでも良いの」


