「知佳も聞かれたのか?
相本堂の居場所を」
「わたくしが聞かれたのは校長室ですわ。
朝、わたくし夢原先生に声をかけられたんですの」
「じゃあ何故今知佳は話しかけられていた?」
「朝お会いしたので、少々お話をしただけですわ」
「この人に近寄るな知佳。
この人は探偵部のBBK希望者だ。
探偵部に顧問が出来たら、探偵部は消せない」
探偵部を・・・消せない!?
「待って!
どういうこと?
探偵部を消すってどういうこと?」
「探偵部は我が校に必要ありません。
部費の無駄でしかありません。
あんな役に立たない部活、消しても問題はありません」
「ヒデ!
夢原先生が探偵部BBKになったのは決まったの?」
「決まる前に阻止しなければなりません」
「待ってよヒデくん」
「俺の名前を勝手に呼ばないでもらえるか?
探偵部BBK希望者は、俺の敵でしかない」
ヒデくんは知佳ちゃんを見た。
「知佳。
この人に関わるのをやめなさい」
「ヒデっ・・・」
「チャイムが鳴る前に席に着いておきなさい?
わかったね、知佳」
「ヒデ!」
知佳ちゃんが叫ぶのを聞かずに、ヒデくんは3階へ続く階段を上がって行った。
「ごめんなさい・・・。夢原先生」
知佳ちゃんは申し訳なさそうに謝る。


