誰かに相談したいけど、でも、私が柴倉先生のことでこんなに悩んでるのを誰にも知られたくなかった。



誰に相談しればいいの?


LINEの中の友達を開く。



あ…!


龍星なら、信頼できる


龍星はネットで知り合った友達。
男の子なんだけど、すごい趣味が合うし、乗りいいんだよな〜!!

高校生で、関西に住んでるみたい。
秘密は守ってくれる人。優しい。

さっそく電話して見よ。

電話はワンコールで繋がった。

「 もしもし。龍星?話ある!」
『おー!亜希久しぶりやなぁ!どしたんや?』

「 実は、気になる人がいてさ。」



私は先生のことを話した。
怖くて、恐れられてること。
怒られたこと。
先生に希望をもらったこと。
先生が先輩に抱きつかれてるのを見て、気分が悪くなったこと。
自分が先生のこと、どう思ってるかわかんないけど、とりあえず気になるし、心臓がうるさいこと。



大きな思いを吐き出した。



龍星は、全部聞いてくれた。

そして、

『それ、恋やん!!
好きなんやろ?柴倉っちゅうやつのこと。』



「うん!でも、好きがどういう感じか
わかんなくて。 」



『俺の経験上、恋やと思うで。
だって亜希、嫉妬しとるやん!』



「 嫉妬…? 」







嫉妬?私、嫉妬なんかしたっけ?