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皆が声の主に注目する。


この声は柴倉先生だった。


あの低くて通る独特の声は、怒鳴るとさらに威力を増す


静かになると、先生はニヤリと笑う



その光景を皆が見た。




垣谷先生も見ていた。


学年主任の先生も。



皆の緊張が空気で伝わる。




「 始めます。 」



「みなさんと共に進級し、二年生の担当になりました。 学年主任の〜 」


挨拶が始まる。


学年主任は50代の優しそうな先生
一組は穏やかで貫禄のある先生
二組は私たちの担任の垣谷先生
三組は大学生みたいな先生
四組は迫力のある声の柴倉先生
五組はお年寄りの眼鏡の先生
副担任は美人で可愛い高橋先生




これが、私たちの先生。



一人一人の挨拶が始まり、
ついに柴倉先生の挨拶になる。