「この街の出発予定はいつだ?」
「決めてなーい。」
適当だよね
そんなの。
「ていうか何で一緒に旅したいの?」
私と旅してたら時間かかるだろうに。
「あ?…まぁ、ティナに一目惚れしたからな。
物にするためだけど」
さも当然のようにいってのけた仁。
んー、この強引感、たまらないねー
ん?
て言うか、この見た目で惚れたって、仁ってロリコン?
「なんか変なこと考えてないか?」
「んー。別に。」
こうして、仁と二人の旅が決まった。
ガルスの街はすぐにでて、飛行ではなく馬で移動することになった。
仁いわく、旅とは人の出会いを楽しむものだそう。
飛行してたんじゃ道中に人がいないだろといっていた。
仁の持っていた青毛の大きな馬に乗って、仁に寄りかかり微睡みながら進む
魔法のおかげでお尻痛くないし寝ても仁が敵を相手してくれるから安全。
なにより人の温もりが心地いい。
しばらくすると回りが騒がしくなってくる
そろそろ着いたかな…
ルドルクの街は結構大きい。
それと魔法具がたくさんだ。
魔法使いの街とも呼ばれている
「ギルド登録はしておくか?」
「んー、魔法ギルドには入ってるー」
「冒険者ギルド入ってた方が稼げるだろ?
ここにくるまで結構な数倒してるしな」
「んー。入ってもいいけどお金に困ってないしー」
「あー、まぁ、パーティー組んでたほうがいろいろ楽だから登録してくれ」
「んー。」
馬から降り、入り口にいた騎士に軽くチェックをされて街にはいる。
冒険者ギルドに向かいつつ、気になるお店で買い物をしていたら仁に無言で抱き上げられた。
「なにー」
「急に消えるな」
「えー?」
消えてないよね、私。
まぁ、とりあえず買い物を中断し、腕の中で眠ることにした。
「ティナ」
グラグラと揺られて目を覚ます
「んー?」
「登録するぞ」
「…あい」
「起きろ。」
ペシっとおでこを叩かれた
ひどいなぁ、もう
困ったようにしている受付嬢から紙をもらい、サラサラと記入していく
名前と戦闘法、出身地や学歴等だ。
絶対に書かなきゃいけないのが名前と戦闘法だけで他は書かなくてもいいのだが、つい全部埋めてしまった
だって空欄あるとか嫌じゃない?
書類に目を通した受付嬢がハッとした顔になる
「まさか…
ディートス王国王宮魔法使い、ティウエナージ・アフリュー様でございますか?」
「うん。」
シャイナというミドルネームは普段はあまり名乗らない
真名がバレると簡単に魔法で拘束されてしまうこともあるから。
と言っても私の真名を知っていても魔法で拘束できるものなどそういないだろう。
「…まぁ!噂の美姫、ディートス王国の眠り姫でいらしたのですね!
冒険者は通常Fランクからのスタートとなりますが、アフリュー様の場合実力は世界全土に知れ渡っています
ですのでギルドマスターとの試合にてランクを決めるという形をとらせていただきますね」
「ふーん、そうなの
試合はいつー?」
「今からでも大丈夫です!
あの方はいつも暇ですからっ」
「リー、俺は暇じゃないぞ?」
後ろから現れたおじさんが苦笑しながら言った。
「まぁ、いい。
アフリュー様、こちらにどうぞ。」
「決めてなーい。」
適当だよね
そんなの。
「ていうか何で一緒に旅したいの?」
私と旅してたら時間かかるだろうに。
「あ?…まぁ、ティナに一目惚れしたからな。
物にするためだけど」
さも当然のようにいってのけた仁。
んー、この強引感、たまらないねー
ん?
て言うか、この見た目で惚れたって、仁ってロリコン?
「なんか変なこと考えてないか?」
「んー。別に。」
こうして、仁と二人の旅が決まった。
ガルスの街はすぐにでて、飛行ではなく馬で移動することになった。
仁いわく、旅とは人の出会いを楽しむものだそう。
飛行してたんじゃ道中に人がいないだろといっていた。
仁の持っていた青毛の大きな馬に乗って、仁に寄りかかり微睡みながら進む
魔法のおかげでお尻痛くないし寝ても仁が敵を相手してくれるから安全。
なにより人の温もりが心地いい。
しばらくすると回りが騒がしくなってくる
そろそろ着いたかな…
ルドルクの街は結構大きい。
それと魔法具がたくさんだ。
魔法使いの街とも呼ばれている
「ギルド登録はしておくか?」
「んー、魔法ギルドには入ってるー」
「冒険者ギルド入ってた方が稼げるだろ?
ここにくるまで結構な数倒してるしな」
「んー。入ってもいいけどお金に困ってないしー」
「あー、まぁ、パーティー組んでたほうがいろいろ楽だから登録してくれ」
「んー。」
馬から降り、入り口にいた騎士に軽くチェックをされて街にはいる。
冒険者ギルドに向かいつつ、気になるお店で買い物をしていたら仁に無言で抱き上げられた。
「なにー」
「急に消えるな」
「えー?」
消えてないよね、私。
まぁ、とりあえず買い物を中断し、腕の中で眠ることにした。
「ティナ」
グラグラと揺られて目を覚ます
「んー?」
「登録するぞ」
「…あい」
「起きろ。」
ペシっとおでこを叩かれた
ひどいなぁ、もう
困ったようにしている受付嬢から紙をもらい、サラサラと記入していく
名前と戦闘法、出身地や学歴等だ。
絶対に書かなきゃいけないのが名前と戦闘法だけで他は書かなくてもいいのだが、つい全部埋めてしまった
だって空欄あるとか嫌じゃない?
書類に目を通した受付嬢がハッとした顔になる
「まさか…
ディートス王国王宮魔法使い、ティウエナージ・アフリュー様でございますか?」
「うん。」
シャイナというミドルネームは普段はあまり名乗らない
真名がバレると簡単に魔法で拘束されてしまうこともあるから。
と言っても私の真名を知っていても魔法で拘束できるものなどそういないだろう。
「…まぁ!噂の美姫、ディートス王国の眠り姫でいらしたのですね!
冒険者は通常Fランクからのスタートとなりますが、アフリュー様の場合実力は世界全土に知れ渡っています
ですのでギルドマスターとの試合にてランクを決めるという形をとらせていただきますね」
「ふーん、そうなの
試合はいつー?」
「今からでも大丈夫です!
あの方はいつも暇ですからっ」
「リー、俺は暇じゃないぞ?」
後ろから現れたおじさんが苦笑しながら言った。
「まぁ、いい。
アフリュー様、こちらにどうぞ。」

