優しすぎる貴方

「なんで、なんにも出来ないくせに産まれたんだろう。

もう、死にたいよ……」

私は、また昨日きた海にいた。

雨が降っているから人はいなかった。


「もう、なにも出来ない。私は死んだほうが……」

涙が止まらない。もう、前もぼやけて見えない


それでも、海に向かって歩く

だけど、なんでだろう。

この人は、絶対私を見つけ出す


だって、もう前が真っ暗で前に進めない

けど、人の温かさがある。