俺はドアが開いたとき、玄関まで行き、『母さん』を出迎えた……。
「ごめん……。『亮』! 起こしちゃった?」
そう言って『母さん』は俺に謝った……。
「ううん……。今、起きた所で、時計を見た時、ドアが開く音がしたから、見にきただけ
だよ……」
「そう? ほら私の事はもういいから早く寝なさい……。明日も早いんでしょう?」
「ううん……大丈夫だよ……。それよりお腹すいたでしょう? 今、何か作るから……」
「もう……この子ったら……」
そう言って『母』は笑って俺の方を見る……。
「あっ……」
「どうしたの?」
俺は冷蔵庫の中を見て、何も入ってない事に気付いた…。
「ごめん……『母さん』! 何も残っていないや……。そう言えば今日『葵』と『藤堂』
に夕飯をご馳走したんだった…。」
「あら……三人集まって何の相談をしてたのかしら? もしかして、よくない相談をして
たとか?」
意地悪そうに『母』が尋ねる……。
「か……からかわないでよ……。別に普通に喋ってただけだよ……」
「そうかしら? どうせ『彼女』の事でも話してたんでしょう?」
「なっ……何でそんな事知ってるの?」
俺は顔を真っ赤にして答えた……。
「さあ、何故知ってるんでしょう?」
『母』は意地悪そうに笑って答える…。
「……ったく……。どうせ『葵』か『藤堂』が喋ったんだな……?」
俺は不機嫌そうに答えた……。
「はい、はい……。私の事はもういいから寝なさい?」
「そういうわけにはいかないよ……。俺、コンビニに行って何か買ってくるよ……」
「もう遅いからやめときなさい……」
「大丈夫だよ……。すぐそこだから……」
「まったく……しょうがない子ね……」
そう言って『母』は笑みを浮かべて俺を送り出す…。
「それじゃ、行ってきます!」
そう言って俺は『コンビニ』に向かった!
「いらしゃいませ!」
「えっ~と……『コンビニ弁当は』っと……あっ! あった……」
そう言って俺は、『コンビニ弁当を手に取る…。
「あっ! 深夜に『コンビニ弁当』を買うんだ?」
「えっ?」
俺は聞き覚えのある声に振り向く……。
「やあ、『草凪』……」
「の……『野々村』……? 何でこんな時間に…?」
俺が後ろを振り向くとそこには『美鈴』が立っていた……。
「そっちこそこんな時間に何やってんの?」
「お……俺? 俺は『母さん』が今、帰ってきたから『コンビニ弁当』を買いに『コンビ
ニ』に来たんだ……」
「ふう~ん! そうなんだ……」
「って、『野々村』こそ、こんな時間に何やってんだよ?」
「別に……」
よく見ると、『美鈴』は『制服姿』のままだった……。
(もしかして、学校が終わってから一度も家に帰ってないんじゃ……?)
「な……なあ『野々村』……もう遅いからさ、送っていくよ……」
「いい……いらない……」
『美鈴』は首を横に振って答える…。
「何言ってんだよ……。こんな時間に一人でいたら危ないって……」
「……何? 説教?」
「いや……そうじゃなくて……ただ俺は……俺は……『野々村』の事が……心配なだけな
んだって……」
「……」
『美鈴』は少し黙ったままである……。
「……。それじゃ、『草凪』が一緒にいてくれる?」
「何言ってんだよ? もう遅いから帰らないと危ないって……」
「……そう……わかった……。それじゃ、帰るよ……」
「良かった……それじゃ、『自宅』まで送っていくよ……」
「いい! 一人で帰れる……」
「遠慮すんなって……。送ってってやるって……」
「『子ども扱い』しないでくれる? 一人で帰れるってば……」
『美鈴』は不機嫌そうに答える……。
「何かあってからでは、遅いんだって……」
俺は『美鈴』を気遣って答える……。
「……わかった……。それじゃ、自宅近くまで送ってって……」
「おう! 任せとけって……」
そう言って俺は『コンビニ』を出ようとした……。
「『コンビニ弁当』はもういいの?」
「あっ! 忘れてた……。これ買ってくるからちょっと待ってって……」
そう言って俺は『コンビニ弁当』を買いに行った……。
「ありがとうございました! またどうぞ……」
「お待たせ! それじゃ、行こっか?」
そう言って俺は『美鈴』と一緒に『美鈴の自宅』を目指した……。
「……」
「……」
俺達はしばらく沈黙のまま歩いていた……。
「な……なあ……『野々村』……。何か悩み事があるなら俺に話してくれよ?」
「別に……悩みなんてないけど……」
『美鈴』はそっけない態度を取った……。
「あ……あのさ……人に話したら楽になるっていうからさ……。俺じゃなくても友達とか
にでも話したら楽になるから……その……一人で悩まずに……誰かに話した方が……楽に
なるっていうかさ……」
「うるさいな~! ほっといてよ!」
『美鈴』は怒鳴りながら言った……。
「ご……ごめん……」
「……あたしの方こそ……大きな声を出してごめん……でも……あたしなら……大丈夫だ
から……」
「そっか……」
「それじゃ……『あたしの家』…ここから近いからもうここでいいよ!」
「えっ? あ……そ……そうか……」
「それじゃ……」
「えっ? あ……あぁ……おやすみ……」
「おやすみ……」
そう言って『美鈴』は闇に消えて行った……。
「『野々村』の奴…何か悩んでたのかな?」
そう言って俺は『自宅』に帰った……。
そして次の日の放課後の一年C組……。
「なあ、『葵』! 今日、『野々村』来てる?」
「何です? いきなり?」
『葵』は不思議そうに俺に尋ねる……。
「いや……昨日……『野々村』の様子が変だったから……」
「ふう~! そうですね……。今日は来てませんよ!」
「そ……そっか……」
そう言って俺は自宅に帰った……。
そして次の日の放課後の一年C組……。
「『葵』! 今日は『野々村』来てるか?」
「またですか?そうですね…今日も来てませんけど……」
「そっか……」
俺は落胆して答える……。
「……心配しすぎなんじゃないですか? 『彼女』も子供じゃないんですから……」
「そっか……そうだよな……『野々村』も『子供』じゃないんだから、何か悩み事がある
なら自分から相談するよな?」
「……そんなに心配ならさ、様子を見てくれば?」
「えっ?」
俺は驚く……。
「だから……そんなに心配だったら様子を見に行けばいいって言ったの!」
「そ……そっか……そうだよな……」
「まったく……」
「あっ! でも俺、『野々村の家』知らないんだった…。」
(考えてみたら、この二ヶ月間、俺……『野々村』の事…何にも知らないんだった……。
『野々村の自宅』も『趣味』も……)
「……じゃあ、僕はもう帰りますね……」
「えっ? あ……あぁ……じゃ、またな……」
そう言って『葵』は帰って行った……。
「さてと、ここにいても仕方がないし、俺も帰るか……。ん?ちょっと待てよ……。何か
忘れてるような……。あ、そうだ! 明日までの宿題で調べ物があったんだった……」
そう言って俺は、『図書室』に向かった!
「えっ~と、何、何……」
そう言って俺は一人で調べ物をしていた。そして俺が調べ物をして数時間が過ぎた……。
「ふう~! 後少しで終わるぞ! ここらで一息つくか!」
そう言って背伸びをしていたら、俺の目の前に『美鈴』が座ってきた!
「の……『野々村』? どうしたんだよ? こんな時間に?」
俺は驚いて『美鈴』に尋ねる……。
「……別に……。ただ単に『図書室』に寄ったら『草凪』がいたんで来ただけ……。邪魔
だった?」
『美鈴』はそっぽを向きながら答えた…。
「そ……そんな事ねえよ……。じゃなくて、何で2日も『学校』に来なかったんだ?」
「……」
『美鈴』は黙っている……。
「それに……それ私服だろ? 何かあったのか?」
「……別に……何にもないよ……」
『美鈴』は下を向いて答える……。
「そんな事あるだろ! ここじゃ話しにくかったら別の所で話し聞くからさ……」
そう言って俺は『美鈴』を連れ出した……。
「で? どこ行くの?」
「ん~? そうだな~? 『喫茶店』なんてどうだ?」
「う~ん……。今はあんまり行きたくないなあ~!」
「そっか……それじゃあ、ん……?」
俺は『野々村』が『イヤホン』をしているのを見た!
「そう言えばさ、『野々村』って音楽とかよく聞くの?」
「えっ?」
『美鈴』は俺の質問に驚く……。
「だって、今聴いてるのって音楽なんだろ? 違ったか?」
「違わないけど……」
「そっか……良かった……」
「何で?」
「えっ? それは……その……ほら、俺達さ2ヶ月も付き合ってるのに、お互いの事……
あまり知らないだろ? だからさ、気になって…。」
「今、聞いてるのは『洋楽』! 主に1980年代頃の『洋楽』を聴いてるの……」
「へ……へえ~……」
「あっ、それでね…その中でもお勧めなのは……」
(『野々村』って『音楽』の事になると、こんなによく喋る子だったんだ?)
「じゃあさ、これから『カラオケ』でも行かない?」
「えっ?」
『美鈴』は俺の問いに驚く……。
「だってさあ、そんなに音楽が好きなら思いっきり歌った方が気持ちいいって絶対!」
「そうかな?」
「そうだって……」
「でもあたし、あんまり歌得意じゃないよ……」
「大丈夫だって……。俺もそんなに得意じゃないから……」
「……それじゃ、行こっかな?」
「あぁ……行こう!」
そう言って俺達は『カラオケ店』に向かった!
「何名様ですか?」
「あっ、え~っと二名です!」
「ご利用時間はいかが致しましょう?」
「え~っと、そうだな~? 『野々村』どうする?」
「う~ん! あたしは別に何時間でもいいけど……」
「そっか……それじゃ、とりあえず、二時間でお願いします!」
「わかりました! それではお部屋の方にご案内いたします!」
そして俺達は『店員』に連れられ『部屋』に案内された……。
「こちらになります!」
そう言って『店員』は俺達に部屋を案内した…。
「あっ、どうも……」
「お時間になりましたら、こちらからご連絡いたします!」
「あっ、はい……」
「それではごゆっくり……」
そう言って『店員』は帰って行った……。
(そ……そう言えば……密室にふ……二人っきり……。お……落ち着け……落ち着け……
俺……)
そう思って俺は『妄想』し始めた……。
「『草凪』は何歌う?」
「俺?」
「そう……」
「俺は『美鈴』の歌が聴きたいな?」
「えっ? な……何言ってんの? そんなの恥ずかしくて歌えるわけないじゃん……」
『美鈴』は慌てて答える……。
「そ……それよりさ……あたしは『草凪』の歌が聴きたいな?」
「えっ?俺の?」
「うん……そう……」
「う~ん? それならさ、俺と一緒に『デュエット』しない?」
「デ……『デュエット』?」
『美鈴』は慌てて答える……。
「そう……。駄目かな?」
「えっ? 『草凪』と?う~ん?いいよ! それじゃ、一緒に歌おう!」
(何て事にならないかな?)
「で? 何歌う?」
「へっ?」
「聞いてなかったの?」
『美鈴』は呆れて俺に尋ねる……。
「えっ? あ……あぁ……ごめん……」
「だから……『草凪』は何歌うか聞いてんの?」
「えっ? あ……あぁ……そうだな……『野々村』先に歌えよ?」
「へっ? あたし?」
『美鈴』は俺の提案に驚いき、答える……。
「そう……」
「あたしあんまり、歌、得意じゃないからな~!」
『美鈴』は自身なさげに答える…。
「俺は『野々村』の歌を聴きたい!」
「そ……そう? それじゃ、歌うね……」
そう言って『美鈴』は歌を歌う……。
(へ~! 『野々村』って歌が苦手って言ってた割には、結構うまいじゃないか……)
そう言って俺はしばらく『美鈴』の歌を聞いていた……。
「ごめん……。『亮』! 起こしちゃった?」
そう言って『母さん』は俺に謝った……。
「ううん……。今、起きた所で、時計を見た時、ドアが開く音がしたから、見にきただけ
だよ……」
「そう? ほら私の事はもういいから早く寝なさい……。明日も早いんでしょう?」
「ううん……大丈夫だよ……。それよりお腹すいたでしょう? 今、何か作るから……」
「もう……この子ったら……」
そう言って『母』は笑って俺の方を見る……。
「あっ……」
「どうしたの?」
俺は冷蔵庫の中を見て、何も入ってない事に気付いた…。
「ごめん……『母さん』! 何も残っていないや……。そう言えば今日『葵』と『藤堂』
に夕飯をご馳走したんだった…。」
「あら……三人集まって何の相談をしてたのかしら? もしかして、よくない相談をして
たとか?」
意地悪そうに『母』が尋ねる……。
「か……からかわないでよ……。別に普通に喋ってただけだよ……」
「そうかしら? どうせ『彼女』の事でも話してたんでしょう?」
「なっ……何でそんな事知ってるの?」
俺は顔を真っ赤にして答えた……。
「さあ、何故知ってるんでしょう?」
『母』は意地悪そうに笑って答える…。
「……ったく……。どうせ『葵』か『藤堂』が喋ったんだな……?」
俺は不機嫌そうに答えた……。
「はい、はい……。私の事はもういいから寝なさい?」
「そういうわけにはいかないよ……。俺、コンビニに行って何か買ってくるよ……」
「もう遅いからやめときなさい……」
「大丈夫だよ……。すぐそこだから……」
「まったく……しょうがない子ね……」
そう言って『母』は笑みを浮かべて俺を送り出す…。
「それじゃ、行ってきます!」
そう言って俺は『コンビニ』に向かった!
「いらしゃいませ!」
「えっ~と……『コンビニ弁当は』っと……あっ! あった……」
そう言って俺は、『コンビニ弁当を手に取る…。
「あっ! 深夜に『コンビニ弁当』を買うんだ?」
「えっ?」
俺は聞き覚えのある声に振り向く……。
「やあ、『草凪』……」
「の……『野々村』……? 何でこんな時間に…?」
俺が後ろを振り向くとそこには『美鈴』が立っていた……。
「そっちこそこんな時間に何やってんの?」
「お……俺? 俺は『母さん』が今、帰ってきたから『コンビニ弁当』を買いに『コンビ
ニ』に来たんだ……」
「ふう~ん! そうなんだ……」
「って、『野々村』こそ、こんな時間に何やってんだよ?」
「別に……」
よく見ると、『美鈴』は『制服姿』のままだった……。
(もしかして、学校が終わってから一度も家に帰ってないんじゃ……?)
「な……なあ『野々村』……もう遅いからさ、送っていくよ……」
「いい……いらない……」
『美鈴』は首を横に振って答える…。
「何言ってんだよ……。こんな時間に一人でいたら危ないって……」
「……何? 説教?」
「いや……そうじゃなくて……ただ俺は……俺は……『野々村』の事が……心配なだけな
んだって……」
「……」
『美鈴』は少し黙ったままである……。
「……。それじゃ、『草凪』が一緒にいてくれる?」
「何言ってんだよ? もう遅いから帰らないと危ないって……」
「……そう……わかった……。それじゃ、帰るよ……」
「良かった……それじゃ、『自宅』まで送っていくよ……」
「いい! 一人で帰れる……」
「遠慮すんなって……。送ってってやるって……」
「『子ども扱い』しないでくれる? 一人で帰れるってば……」
『美鈴』は不機嫌そうに答える……。
「何かあってからでは、遅いんだって……」
俺は『美鈴』を気遣って答える……。
「……わかった……。それじゃ、自宅近くまで送ってって……」
「おう! 任せとけって……」
そう言って俺は『コンビニ』を出ようとした……。
「『コンビニ弁当』はもういいの?」
「あっ! 忘れてた……。これ買ってくるからちょっと待ってって……」
そう言って俺は『コンビニ弁当』を買いに行った……。
「ありがとうございました! またどうぞ……」
「お待たせ! それじゃ、行こっか?」
そう言って俺は『美鈴』と一緒に『美鈴の自宅』を目指した……。
「……」
「……」
俺達はしばらく沈黙のまま歩いていた……。
「な……なあ……『野々村』……。何か悩み事があるなら俺に話してくれよ?」
「別に……悩みなんてないけど……」
『美鈴』はそっけない態度を取った……。
「あ……あのさ……人に話したら楽になるっていうからさ……。俺じゃなくても友達とか
にでも話したら楽になるから……その……一人で悩まずに……誰かに話した方が……楽に
なるっていうかさ……」
「うるさいな~! ほっといてよ!」
『美鈴』は怒鳴りながら言った……。
「ご……ごめん……」
「……あたしの方こそ……大きな声を出してごめん……でも……あたしなら……大丈夫だ
から……」
「そっか……」
「それじゃ……『あたしの家』…ここから近いからもうここでいいよ!」
「えっ? あ……そ……そうか……」
「それじゃ……」
「えっ? あ……あぁ……おやすみ……」
「おやすみ……」
そう言って『美鈴』は闇に消えて行った……。
「『野々村』の奴…何か悩んでたのかな?」
そう言って俺は『自宅』に帰った……。
そして次の日の放課後の一年C組……。
「なあ、『葵』! 今日、『野々村』来てる?」
「何です? いきなり?」
『葵』は不思議そうに俺に尋ねる……。
「いや……昨日……『野々村』の様子が変だったから……」
「ふう~! そうですね……。今日は来てませんよ!」
「そ……そっか……」
そう言って俺は自宅に帰った……。
そして次の日の放課後の一年C組……。
「『葵』! 今日は『野々村』来てるか?」
「またですか?そうですね…今日も来てませんけど……」
「そっか……」
俺は落胆して答える……。
「……心配しすぎなんじゃないですか? 『彼女』も子供じゃないんですから……」
「そっか……そうだよな……『野々村』も『子供』じゃないんだから、何か悩み事がある
なら自分から相談するよな?」
「……そんなに心配ならさ、様子を見てくれば?」
「えっ?」
俺は驚く……。
「だから……そんなに心配だったら様子を見に行けばいいって言ったの!」
「そ……そっか……そうだよな……」
「まったく……」
「あっ! でも俺、『野々村の家』知らないんだった…。」
(考えてみたら、この二ヶ月間、俺……『野々村』の事…何にも知らないんだった……。
『野々村の自宅』も『趣味』も……)
「……じゃあ、僕はもう帰りますね……」
「えっ? あ……あぁ……じゃ、またな……」
そう言って『葵』は帰って行った……。
「さてと、ここにいても仕方がないし、俺も帰るか……。ん?ちょっと待てよ……。何か
忘れてるような……。あ、そうだ! 明日までの宿題で調べ物があったんだった……」
そう言って俺は、『図書室』に向かった!
「えっ~と、何、何……」
そう言って俺は一人で調べ物をしていた。そして俺が調べ物をして数時間が過ぎた……。
「ふう~! 後少しで終わるぞ! ここらで一息つくか!」
そう言って背伸びをしていたら、俺の目の前に『美鈴』が座ってきた!
「の……『野々村』? どうしたんだよ? こんな時間に?」
俺は驚いて『美鈴』に尋ねる……。
「……別に……。ただ単に『図書室』に寄ったら『草凪』がいたんで来ただけ……。邪魔
だった?」
『美鈴』はそっぽを向きながら答えた…。
「そ……そんな事ねえよ……。じゃなくて、何で2日も『学校』に来なかったんだ?」
「……」
『美鈴』は黙っている……。
「それに……それ私服だろ? 何かあったのか?」
「……別に……何にもないよ……」
『美鈴』は下を向いて答える……。
「そんな事あるだろ! ここじゃ話しにくかったら別の所で話し聞くからさ……」
そう言って俺は『美鈴』を連れ出した……。
「で? どこ行くの?」
「ん~? そうだな~? 『喫茶店』なんてどうだ?」
「う~ん……。今はあんまり行きたくないなあ~!」
「そっか……それじゃあ、ん……?」
俺は『野々村』が『イヤホン』をしているのを見た!
「そう言えばさ、『野々村』って音楽とかよく聞くの?」
「えっ?」
『美鈴』は俺の質問に驚く……。
「だって、今聴いてるのって音楽なんだろ? 違ったか?」
「違わないけど……」
「そっか……良かった……」
「何で?」
「えっ? それは……その……ほら、俺達さ2ヶ月も付き合ってるのに、お互いの事……
あまり知らないだろ? だからさ、気になって…。」
「今、聞いてるのは『洋楽』! 主に1980年代頃の『洋楽』を聴いてるの……」
「へ……へえ~……」
「あっ、それでね…その中でもお勧めなのは……」
(『野々村』って『音楽』の事になると、こんなによく喋る子だったんだ?)
「じゃあさ、これから『カラオケ』でも行かない?」
「えっ?」
『美鈴』は俺の問いに驚く……。
「だってさあ、そんなに音楽が好きなら思いっきり歌った方が気持ちいいって絶対!」
「そうかな?」
「そうだって……」
「でもあたし、あんまり歌得意じゃないよ……」
「大丈夫だって……。俺もそんなに得意じゃないから……」
「……それじゃ、行こっかな?」
「あぁ……行こう!」
そう言って俺達は『カラオケ店』に向かった!
「何名様ですか?」
「あっ、え~っと二名です!」
「ご利用時間はいかが致しましょう?」
「え~っと、そうだな~? 『野々村』どうする?」
「う~ん! あたしは別に何時間でもいいけど……」
「そっか……それじゃ、とりあえず、二時間でお願いします!」
「わかりました! それではお部屋の方にご案内いたします!」
そして俺達は『店員』に連れられ『部屋』に案内された……。
「こちらになります!」
そう言って『店員』は俺達に部屋を案内した…。
「あっ、どうも……」
「お時間になりましたら、こちらからご連絡いたします!」
「あっ、はい……」
「それではごゆっくり……」
そう言って『店員』は帰って行った……。
(そ……そう言えば……密室にふ……二人っきり……。お……落ち着け……落ち着け……
俺……)
そう思って俺は『妄想』し始めた……。
「『草凪』は何歌う?」
「俺?」
「そう……」
「俺は『美鈴』の歌が聴きたいな?」
「えっ? な……何言ってんの? そんなの恥ずかしくて歌えるわけないじゃん……」
『美鈴』は慌てて答える……。
「そ……それよりさ……あたしは『草凪』の歌が聴きたいな?」
「えっ?俺の?」
「うん……そう……」
「う~ん? それならさ、俺と一緒に『デュエット』しない?」
「デ……『デュエット』?」
『美鈴』は慌てて答える……。
「そう……。駄目かな?」
「えっ? 『草凪』と?う~ん?いいよ! それじゃ、一緒に歌おう!」
(何て事にならないかな?)
「で? 何歌う?」
「へっ?」
「聞いてなかったの?」
『美鈴』は呆れて俺に尋ねる……。
「えっ? あ……あぁ……ごめん……」
「だから……『草凪』は何歌うか聞いてんの?」
「えっ? あ……あぁ……そうだな……『野々村』先に歌えよ?」
「へっ? あたし?」
『美鈴』は俺の提案に驚いき、答える……。
「そう……」
「あたしあんまり、歌、得意じゃないからな~!」
『美鈴』は自身なさげに答える…。
「俺は『野々村』の歌を聴きたい!」
「そ……そう? それじゃ、歌うね……」
そう言って『美鈴』は歌を歌う……。
(へ~! 『野々村』って歌が苦手って言ってた割には、結構うまいじゃないか……)
そう言って俺はしばらく『美鈴』の歌を聞いていた……。
