「侑聖」

「ん?」


「ありがと」

侑聖から離れて、昼ごはんを作りにキッチンに向かう。



………え。


何、この山。

私を離そうとしなかったのって、この山のせい?




侑聖を見ると、少し苦笑いをしている。