「だから毎回言ってるけどうぜぇって」




そう、ちょっと低めの声で言っていた




そんなに低い声で言うつもりはなかったし


うざいとは思ってたけどこの頃は慣れてきたのかそんなに感じなくなってた





でもその言葉であいつ少し辛そうな顔をして俯いた







辛そうの顔を見たときは胸がなんかギュッって痛くなった


でも直ぐになくなり、あいつも何も言わないからその場を離れた





また明日にはいつものように追いかけてくるんだろうなと思いながら



「氷くん。バイバイ…」


そういってたなんて知りもしなかった





side氷夜END