私達は意気投合した。 というか、私が直さんに懐いた。 大好きになった。 何でも話した。 お客さんがいない時は、いつもずっと話していた。 バイトが終わっても、直さんが終わるまで待っていたり、終わってから一緒に帰ったりした。 憧れの存在だった。 私が男だったら、絶対に好きになるだろうなって思うような人だったんだ。 ・・・・・・まさか、直さんが新垣先生の彼女だったなんて、その時の私は全く知らなかった。