ゆっくりと赤い液体があたしの身体のすみずみへ流れていく。 この瞬間がたまらない。 アルコールが喉を通って火照る感覚は病みつきになる。 「ミーキちゃん。」 優しく語りかけるような声で名前を呼ばれた。 茶髪が犬ような綺麗な色で、目元もクリクリとはっきりしているユウキが真っ直ぐにこちらへ向かって来る。 「ひさしぶり……」 一度見てそう答えると、あたしはすぐに携帯画面とにらめっこした。 「隣、いい?」 まだ返事もしていないのにユウキはあたしの横にドカっと腰をおろした。