あと何センチ?




「こんちゃ!あっ、ミキちゃーん!」



目と目がバッチリあった。

……ユウキだ。


「おじゃましまっす!」


この、澄んでいるような甘い声。まっすぐユウキがこちらへ来る。


……来なくていいのに。

っいうか、よその家に入る時はチャイムくらい鳴らしてくれ。


『ひさしぶりー』

「おっ、ひさしぶり元気してた?」

『あんためっちゃ真面目になったね!なんで金髪やめちゃったのー!』


あたし以外の人間がユウキをとりまく。

本当に興味あるの?てくらい、質問責めをしている風景を見ながら、あたしは自分で自分のワインをついだ。