あと何センチ?




じゃなくって!


普通、こういうのってタオルとかお菓子とかそんなんじゃないの?


アロマだなんて、個人差あるし何よりその人が気に入るかなんてわからないじゃん!


「……」


あたしの顔はすごく引きつっていたのだろう。

カイは割り込むかのように話し出した。



「今の匂いより、こっちの方が似合ってるよ」


……!!

ビックリというより、怖い。

すごいというより、なんかずれてる。


というか、なんだこいつ……。



なんであたしの匂いを知ってるわけ?