「え?」


「……えっ?」


不穏な空気。

あたしが覗いた場所ピンポイントにいたから……


「なんですか?」


奥二重の瞳がチラリとこちらを見た。


「……あっ、いや。」


言いたいことがぶっとんでしまった。

あたし、何してんだ?


その男からしたら、人の家を覗き込んでる変な女にしか見えないよね?

万が一、訴えられたらあいつよりあたしの方が完全に……




不利!!!




「あ、あのね。あなたの吸ってるそれ……」