何もいわずリビングへ戻ると、ユウキは気を遣うこともなくズカズカとあたしの部屋に入った。 「ねぇ、ミキちゃん」 「……ん?」 「今日楽しかった」 「そりゃよかった」 「ミキちゃんがいたからだよ?」 ユウキはあたしよりも一つ年下だった気がする。 「来てくれてほんとにありがとね」 「……ちゅーしてよ」 別に躊躇(ちゅうちょ)なんてものはないけど、 どことなく、母親扱いされているようでそれがなんだか腑に落ちない。