「准、もうすぐ焼けるわよ」
母さんの声に返事をすると、1階に降りた。
すると、マドレーヌが焼けるいい匂いがしていて、顔が緩むのがわかった。
「准くん、美沙から電話があってね、今日帰ってくるんやって」
「そ、そうなん?」
美沙の母親からの急な知らせに動揺を隠せなかった。
マジで?
今日会えるん?
何て言おう・・・。
この前のことを謝らなあかんし・・・。
誕生日プレゼントのお礼も言わなあかんし。
どうしよう・・・。
頭の中はパニック状態だった。
「でも、着くのは夜中みたいやけどね」
「・・・・・・」
焦って損した・・・。
会えるのは明日か・・・。
「残念やったね」
落胆していた俺の表情を見逃さなかった母さんに茶化され、顔は真っ赤になるのがわかった。
そんなにわかりやすい表情してるんかな?
でも、すぐにでも会いたいのは、しかたないやん。
マドレーヌが焼ける甘い匂いと共に、自分の中の甘い想いが相乗し合って、体中が甘いお菓子でできてるかのようにさえ思えてきた。
「これ、うまいやん!」
「あー!父さん!」
出来立てのマドレーヌを父さんが食べているのを見て、目を疑った。
ちょっと、待ってよ・・・。
一番に美沙に食べて欲しかったのに・・・。
「やっぱり、味見しておかないとな。美沙ちゃんにまずい物を食べさせる気か?」
落ち込む俺に、笑いながら言う父さんの図太い神経がこれほど羨ましいと思ったことはなかった。
まぁ、いっぱいあるからいいか。
気を取り直して、マドレーヌを包む準備をしようとした。
机の上には、怒られながら作ったマドレーヌと、片道3時間かけて買ってきたネックレス、そして美沙に宛てた手紙。
その二つのプレゼントを目の前にして、俺の胸は今までにない早く鼓動していた。
まだ帰ってないかな?
たった4日会わないだけで、こんなにも美沙に会いたくなるなんて。
いつから俺はこんな風になってしまったんやろう。
いつからこんなにも美沙のことを好きになったのだろう。
早く会いたい。
想いを伝えたい。
ゆっくりと目を閉じて、幸せを願って、眠りについた。
母さんの声に返事をすると、1階に降りた。
すると、マドレーヌが焼けるいい匂いがしていて、顔が緩むのがわかった。
「准くん、美沙から電話があってね、今日帰ってくるんやって」
「そ、そうなん?」
美沙の母親からの急な知らせに動揺を隠せなかった。
マジで?
今日会えるん?
何て言おう・・・。
この前のことを謝らなあかんし・・・。
誕生日プレゼントのお礼も言わなあかんし。
どうしよう・・・。
頭の中はパニック状態だった。
「でも、着くのは夜中みたいやけどね」
「・・・・・・」
焦って損した・・・。
会えるのは明日か・・・。
「残念やったね」
落胆していた俺の表情を見逃さなかった母さんに茶化され、顔は真っ赤になるのがわかった。
そんなにわかりやすい表情してるんかな?
でも、すぐにでも会いたいのは、しかたないやん。
マドレーヌが焼ける甘い匂いと共に、自分の中の甘い想いが相乗し合って、体中が甘いお菓子でできてるかのようにさえ思えてきた。
「これ、うまいやん!」
「あー!父さん!」
出来立てのマドレーヌを父さんが食べているのを見て、目を疑った。
ちょっと、待ってよ・・・。
一番に美沙に食べて欲しかったのに・・・。
「やっぱり、味見しておかないとな。美沙ちゃんにまずい物を食べさせる気か?」
落ち込む俺に、笑いながら言う父さんの図太い神経がこれほど羨ましいと思ったことはなかった。
まぁ、いっぱいあるからいいか。
気を取り直して、マドレーヌを包む準備をしようとした。
机の上には、怒られながら作ったマドレーヌと、片道3時間かけて買ってきたネックレス、そして美沙に宛てた手紙。
その二つのプレゼントを目の前にして、俺の胸は今までにない早く鼓動していた。
まだ帰ってないかな?
たった4日会わないだけで、こんなにも美沙に会いたくなるなんて。
いつから俺はこんな風になってしまったんやろう。
いつからこんなにも美沙のことを好きになったのだろう。
早く会いたい。
想いを伝えたい。
ゆっくりと目を閉じて、幸せを願って、眠りについた。

