「あっ、ついたね」
『ついたね』じゃないし!!
あぁ、もう・・・。
俺は、自分の脇腹をつねり、理性を保とうとした。
限界やし・・・。
「准、一緒にいてくれる?」
なんてこと言うねん!
男と一夜を共にすることがどういうことかわかってるんか?!
髪を掻き乱し、邪念を掃おうとした。
「とりあえず、髪を乾かせ。風邪をひくぞ」
腕を組み、二の腕をつねりながら必死に欲望を押し殺しながら言った。
はぁ・・・どうしよう。一緒にいて俺は我慢できるんか?
髪を乾かす美沙をできるだけ見ないようにして、テレビに集中した。
ドライヤーの音が止まりテレビの音だけがやけに大きく感じられた。
どうしたらいい?
俺はこのままいたら、泊まることになるんやんな。
頭の中が混乱しすぎて、テレビの内容なんて頭に入らなかった。

