【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~



「落ち着いた?」


「うん」


まだ震える美沙を優しく抱きしめたまま聞くと、俺の胸に顔を埋めている美沙は、静かに頷いた。


その瞬間、周りが明るくなり、天井を見上げた。


「電気、ついたな・・・」


そう言って、抱きしめている腕の力を抜き、10cmほど低い美沙を見下ろした時、驚愕の事実を目の当たりにした。



・・・えっ?



美沙?




自分の腕の中にいた少女・・・いや女は、一糸纏わぬ姿だった。



生まれたままの姿の美沙は、何も言わない俺に疑問を感じ、顔を覗き込んだ。



うわっ、そんな顔で見るな!!


美沙の目はさっき泣いたので潤んでいて、それだけで気を失いそうだった。



これ以上触れてたら、あかん!



少しだけ触れていた手を慌てて離し、勢いよく顔を逸らし、美沙が視界に入らないようにした。