「朝飯でも食おう」
1階に降りて、昨夜、美沙からもらったおにぎりを食べ始めた。
「うまいなぁ」
美沙って、顔もいいし、スタイルもいいし、頭もいいし、料理もできるし、俺以外に対する性格もいいのに、なんで彼氏がいてないんやろう・・・。
今までは居て、ただ単に今いないだけか?
好きな男には告白とかしないんかな?
その時、一つの考えが頭に浮かんだ。
もしかして、バレンタインデーに告白して、フラれたとか?
だからあんなこと言ったんかな?
『・・・大丈夫。准と一緒にいても問題ないから』
好きな男にフラれたから、別に見られてもよかった?
フラれてやけくそになって、偽装恋人も付き合ってくれてるとか?
そうか、そうやんな。
おにぎりを食べ終わると、しばらく動かずにテレビを眺めていた。
『今夜は、大荒れになるのでご注意してください』
天気予報だけが耳に残り、外を見たが明るく太陽が差し込んでいて、これから荒れるとは思えないくらいの天気だった。
まぁ、考えてるだけやったらあかんよな。
とりあえず、バレンタインデーに義理チョコを貰ってるんやから、お返しをしておかないとな。

