「美沙・・・」
理性は壊れ、自分の手に触れる手を握り、美沙の目を見つめた。
キスしたい・・・その唇に、自分の唇を重ねたい・・・。
息を飲み、ゆっくりと美沙の顔に近づくが、彼女の表情は変わらない。
ピンポーン
二人の邪魔をするチャイムによって我に返り、理性は保たれた。
「准、ちゃんと包んでおいてよ」
美沙は、手を洗い玄関へ向かった。
俺は、何をしようとしたんや・・・。
チャイムが鳴ってよかった・・・。
餃子を包みながら、胸を撫で下ろしていた。
美沙は小包をリビングに置くと、キッチンに戻って来た。
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