「何よ!そんなジロジロ見ないいでよ!」
「あっ、ごめん・・・」
すぐに美沙の手元から目を離した。
「准、ボールに入ってるひき肉を揉んでくれる?」
「うん」
手を洗い、ボールの中に手を入れた。
「なんか、この感触気持ち悪いな」
「ふふふ・・・文句言わないの」
初めての感触に戸惑いながらも与えられた仕事を熟していた。
なんか・・・こういうのも楽しいかも。
隣にいる美沙をちらっと見ると、嬉しそうにしているのを見て安心した。
「准!それ入れすぎやって!そんなに欲張ったら、口が開いて来るで!」
出来上がった具を餃子の皮で包もうと悪戦苦闘していた。
「でもさ、具が多い方が旨そうやん!」
「閉まらなかったら、意味ないし!」
美沙の言う通りに、具を減らした。
「というか、どうやって閉じるん?」
「こうやって・・」
美沙はわかりやすいように、ゆっくりと手本を見せてくれていたが、俺の脳には『???』が並んでいた。
「わからんって!」
「もう、文句ばっかりなんやから」
そう言いながらも笑顔の美沙は、俺の手を取り説明し始めた。
近いって・・・。
目の前を美沙のシャンプーの香りが広がって、俺を間接的に刺激した。
「ここを、こうやって・・・」
柔らかい美沙の手が、直接的に刺激し、倒れそうなくらいの感覚に陥っていた。

