「お邪魔します」
「准、早かったんやね」
リビングのドアを開けながら、美沙は靴を脱いでいる俺に聞いた。
「だから、早く帰るって言ったやん」
そう言った時には、美沙の姿はすでになかった。
居てないんかよ!
もやもやした気持ちの中、リビングに入ってテーブルの上を見ると、勉強してたことが一目でわかった。
勉強してたんや・・・俺、ほんま邪魔やったんかな?
『准、早かったんやね』
もうちょっと遅く帰って来て欲しかったってこと?
俺って、空気読めてない?
ぼんやりと立ち尽くしていると、美沙が近づいてくるのがわかった。

