【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~



「美沙、ごめんな」


「いいよ〜」


予想外に機嫌のいい美沙に少し安心していると、美沙の前の大きな器に目がいった。


「美沙、お前何食べてるんや?」


「見てわからん?パフェ」


・・・じゃなくて!


「何その大きさ!」



美沙の目の前にあるのは、普通のパフェが3個分くらい入りそうな大容量のパフェだった。


「だってさ、准が遅いから」


「はぁ?意味わからんし!ってか、これいくらするんや?」


慌てて、メニューを広げて確認する。


「2400円!高っ!」


いくら母さんから小遣いをもらったからとはいえ・・・こんなもの食うなよ・・・。


しかもすでに半分くらい食べ終えてるし。


「准も食べたら?」


「もうこうなったらやけくそや!」


目の前のスプーンを手に取ると、半分しか残っていないパフェに食らいついた。


「おいしいやろ?」


「うん。うまい」


結局、美沙は実佐ちゃんと俺が何を話したかを聞くことはなかった。