彼女が一瞬自分の方を向き、今にも泣き出しそうな顔をしていたのが、頭に残って離れなかった。
「准、さっきのは何?」
実佐ちゃんたちが去った後、昼食を摂るためにレストランに入った。
そして、レストランでは美沙刑事による取り調べが始まっていた。
「その・・・」
俯いてなかなか話そうとしない俺に対して、苛々が募っていた。
「准 はっきりしなさい!」
レストラン中に響く声で美沙は俺に説明を求めた。
「元カノなんや、あの子」
「も、元カノ?」
眉をひそめ、『ほんとに?』といった表情で疑問を投げ掛ける美沙に対して、静かに頷いた。
「あぁ・・・」
俺の返事に美沙はため息をつき、事情を聞こうとした。

