【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~



人気のアトラクションというだけあり、待ち時間も相当あったが、内容も満足できるものだったので、俺らは笑顔で出口から出て来た。


「あ〜おもしろかったね〜」


「そうやな。美沙、次はどうする?」


「どうしようか?」


二人でキョロキョロしていると、俺の視界にある物が見えた。


「美沙、あれは?」


美沙は俺が指差す方を見ると、眉間にシワを寄せて、繋いでいる手に一瞬力が入るとすぐに、睨みつけられた。


「あんた、私が暗いところが苦手って知ってて言ってるでしょ!」


やっぱり、まだ暗いところは苦手なんやな。


「子どもやな~」


「准なんて知らんし!」


俺が笑うと、美沙は頬を膨らませて顔を逸らしているが、繋がれた手は離されることはなく、その事実に笑いが込み上げそうになっていた。


「なぁ、美沙、機嫌直してよ」


「・・・・・・」


黙ったままの美沙の奥に見える看板に目がいった。


機嫌を直すには、これしかないな。