「何も、思い出せなくて…。 何で、ここに自分がいるのかも、覚えてないの…」 悲しそうにも見える顔をして彼女はこう言った。 これまた、ありきたりなセリフだ。 「て、ことは、記憶喪失…ってやつになるのかな…」 半分呆れたような声で俺が言うと、少し困ったように頷いた。 記憶喪失…、夜中のコンビニの前で?