夏の短編【2作品】

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


人ごみから抜け出した私たちは近くの石段に座った。


「あ、先輩ちょっと待ってください」


「ん?」


私が座る位置に東雲くんがタオルをしいた。


「可愛い浴衣が汚れると困るので」


「可愛い…?」


突如しまった、という顔になる。


そういえば自分からリクエストしたくせに、一度も触れられていなかった。