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人ごみから抜け出した私たちは近くの石段に座った。
「あ、先輩ちょっと待ってください」
「ん?」
私が座る位置に東雲くんがタオルをしいた。
「可愛い浴衣が汚れると困るので」
「可愛い…?」
突如しまった、という顔になる。
そういえば自分からリクエストしたくせに、一度も触れられていなかった。
人ごみから抜け出した私たちは近くの石段に座った。
「あ、先輩ちょっと待ってください」
「ん?」
私が座る位置に東雲くんがタオルをしいた。
「可愛い浴衣が汚れると困るので」
「可愛い…?」
突如しまった、という顔になる。
そういえば自分からリクエストしたくせに、一度も触れられていなかった。

