夏の短編【2作品】



「先輩はこれを求めてるんですか」


「ち、ちがっ…」


「いいから」


強引に私の手をとると、さっきよりゆっくり歩き出した。


下駄はいていることを考慮してだろうか。


手から伝わる熱がどこか心地よかった。