舌舐めずりし、妖艶な瞳と声の女が、ルナの魂を暗闇の淵に追いやろうと「画策」する――。
「ふふふ――」
女は、悟り、笑い、画策を昇華させる決定打を浴びせる――。
「でも彼女達は、可哀想ね――だってこのままだと、きっと私をテルくんは選ぶでしょうね――」
懐疑なルナの目と、勝ち誇る女の目――。
「誰と恋人となっても、飽きてしまうでしょうね――」
「確かに彼女達には男が求める性格、卑猥さ、従属性、無垢さ、可愛さ、厳しさが揃っている――でも、一人にひとつづつしかそれはないのよ――」
「それが彼女達の最大の欠陥――」
「あぁ勿論、争奪戦を傍観しているあなたは、彼女達以下だけれど――」
傷口に消毒液をぶちまけるかの様な乱暴な行いと面持ちで、女はルナを「介抱」する――。
「男なんて単純で身勝手な生き物――仮にミナを選んでも、繭を求め、茜に癒され、マリネと戯れ、ミレイに縋り、琴音に叱られたい――そんなものよ、男なんて――」
「そんな男の仲間のテルくんでも、私なら満足させてあげられる――」
「私は、彼女達の全てを持っているもの――」
女は逝き、言った――。



