お菓子よりも甘く




二尾君から差し出された手を、私は迷うことなく掴んだ


途端、大きな力で引っ張られて
すぽりと二尾君の体に収まる


私が立てないことを知ってるのか
腰に手を当てて支えてくれる


「じゃ、俺らはこれで」

『.........』



「...二尾は平気なんだ」






板野君の黒い笑みに
私達はまだ気づかない