五つの顔を持つ私






「…4時までにはみんな帰ると思うわ」

「……………」

ガチャ

「ただいま~♪…みすずは?」

「部屋よ」

「…またか…」

ガチャ

「みずき~!!」

ガシ

「おかえりなさい!!」

「ただいま☆」

「どうだった?」

「ん?後でね」

ガチャ

「ただいま」

「おかえりなさい」

「ふぅ~、疲れた…。コーヒー淹れてちょうだい」

「自分で淹れなさいよ」

「全く相変わらず冷たいなぁ~、ゆかは」

「きらにだけは言われたくないわ」

ガチャ

「おかえりなさい、つかさ」

「……ああ」

続々と帰ってくる幹部達。

みんなで一休みしてると、もう4時。

「みんな、集まって」

ゆかが号令をかけ、みんながソファーに座ったところで話し出す。

「では会議を始める」

ゆかの一言で真剣な顔つきになる幹部。

それを見て、私は口を開いた。

「報告」

「…このところ、町で悪いやつらが頻繁に目撃されている。今日も少なくとも50は越えてた」

「50?」

…多いな。

「ここ最近町で良くない噂も聞くしねぇ~♪」

「良くない噂?」

「うん。薬の売買が行われているとか、売春をさせているとか…」

「薬の売買に売春…」

「それが本当だとしたら大変よ。旡薇とみずきに潜り込ませましょうか?」

「ああ、それと、みすずも調べといてくれ」

「了解」

「みずきの為なら何でもするよ!!」

「他には?」

「後はそれぞれの仕事関係のこと…かな」

「では解散」

会議が解散すると、みんな思い思いに寛ぐ。

みすずはパソコンとにらめっこしていて、みずきはケータイに夢中。

きらはバイクの雑誌を読んでいて、ゆかも読書をしている。

つかさはソファーで寝てる。

私はというと、大好きな甘いスイーツを食べながらスマホをいじるという至福の一時を存分に味わっていた。

「あ、」

私の言葉に一斉に目を向けるみんな。

つかさまで起き出してる。

「…美麗が帰ってきた…」

「美麗ってあの美麗?」

…他にも美麗っているの?

「へぇ~、会いたいわね」

「…龍神の幹部になった」

「………!?」

「……私も…、龍神の姫になった…」

「………」

「…なんでそんな大事なことを言わないの?」

「…………忘れてた………」

「あ゛?」

ひィ!!

ゆか怖い!!その真っ黒な微笑みやめて!!

「…ということはなに?麗は掛け持ちしているということ?」

「そう言うことよ、きら」

「ふぅ~ん。ここを離れなければいいよ」

「ま、両立できればいいんじゃな~い?」

「私もみずきと同意見だよ!!」

「…どうでもいい…」

…こういうのってさ、性格出るよね。

「…仕事だから行くわ」

私は仕事をもらいに空の元に行った。