五つの顔を持つ私





「姫になるには条件があるわ」

「条件?」

「ええ、夜は7時には必ず帰る、火、木、土日はこれない。その変わり、その日は美麗がくるわ。ただし、美麗は月、水、金はこれない」

「は~!?それじゃあ二人揃うことないってこと!?」

「そういうことね」

「なぜだ?」

「私達は忙しいの」

「…麗…、もう7時だ」

「じゃ、帰りましょ」

「送ってく」

「美麗がいるわ」

「ここがどこかわかんのか」

「………」

わかるけど…、なんでって聞かれたらなにも言えない…。

ちらっと総長を見ると明らかに勝ったって顔してる。

…むかつく…けど、仕方ない、送られていくしかないか…。

今日は聖龍に寄ってこうと思ったのにな。

私達は大人しく送られて帰った。