麗side
「まさかデート~!?」
登校してきたとたんに耳に聞こえる女子特有の甲高くて甘ったるい耳障りな声。
声の出所をみると、美麗と佐藤伊織が話していた。
やってるやってる。
…うわぁ、佐藤伊織べたべたしすぎじゃない?
よくあれで美麗キレないよね。
気持ち悪っ。
まぁでも一応落ちたみたいだし?
若干早すぎる気がするけども?
だって昨日の今日だよ?
いくらなんでも早過ぎるって。
あ~あ、つまんない。抵抗しながら溺れていく様を見たかったのに…。
尻軽女って噂は本当だったんだ…。
なんか自慢気に美麗とデート行くって話してるけど。
んなわけねぇだろ、バーカ。
美麗も呆れた顔してるし。
今からお前は地獄に堕ちるんだよ、バーカ。
そんなことも知らず、なんて滑稽なんだろう。


