「あの子、本気で空のことが好きだったのよ」 「へぇ、どうでもいいや。僕が欲しいのは麗だけだし」 「あら、私は仁のものよ」 「ブー」 空は膨れっ面。 それでも反論できないから項垂れるしかない。 「仁以外はダメだよ?」 「私が仁以外に靡くと思うの?」 「だよね」 あ~あ、せっかくのティータイムが台無し。 「じゃあ、私はもう帰るわね。依頼もないことだし」 「え~!?もう!?」 「だってもう真夜中よ?明日だって学校あるし」 渋る空をなんとか説得させ、空の力を借りて窓から飛び降りた。