「え゛~~!?麗子さんが帰ってきたの~~!?」
「うるさい、みずき」
叫ぶみずきをゆかが一蹴する。
「で?で?ここに来るって!?」
誤解しないでいただきたい、これは決して麗子様が来るのが嬉しいからではない。
むしろここにいるみんなは麗子様達先代が来るのを恐れている。
先代は……、その、個性的な人が多いから……。
普通にしてればみんな文句の吐け所がないくらい美形揃いなのに。
…と、まぁ、そんなことはひとまず置いといて。
「どうするの?」
「………なにが」
「わかってるんでしょ?」
ゆかが雑誌を見ながら 優雅に珈琲を飲む。
「………別に」
「ふぅ~ん、あ、麗、bossがお呼びよ」
「………行ってくる」
はぁ。
窓を開け、空を見上げる。
「……空」
私がbossの名を呼ぶと。
ふわり
身体が浮かんだ。
これは空の能力。
風を操り人を運ぶことも可能。
特に私が呼べば直ぐに運んでくれる。


