ーsideクロード 翌日ー

起きた俺はベッドサイドに置いてある時計を見てびっくりした。…結構寝ていた。…いつもは朝5時前に起きるのに今、8時過ぎ。

急いで洗面台に行き、顔を洗って髭の処理、そして着替えを…ん?そういえばレイカは私服無いよな……。

買いに連れていこう。レイカの好みの服なんて分からないし。

レイカを始めて見たときの服は柔らかい印象が残ってる。

そんなこと考えながらレイカの部屋の前に着くとノックしてから声を掛けると少し時間がたった後、

『……は~い。』と寝起きの様な声がした。

……起こしてしまったか。

罪悪感を感じたが、レイカは直ぐに出てきた。

……寝起きだからレイカの着ている服もパジャマ。

……健全な男であることを理解して欲しいとは言いたくても、言えない。下手したら変に意識されて俺から逃げてしまうような気がした。

『街に遊びに行かないか?』と俺は頭の隅で考えながら言った。