しかも、あたしは《水之宮》の分流だけど、召喚の前に重要な《水》系統の力が使えない。

だから、召喚に重要な基礎がなってないから諦めていた。

団長達の話しが事実なら、あたしは《水》系統も使える、と言う事。

……練習、してみるか。召喚が出来るなら戦力の増強になる。

──頑張らなきゃ。

あたしは決意を新たにした。

ーsideクロードー

…さっきからドアの向こうにレイカが居る。

入って来ないが、何か考え込んでる様だ。…俺は話しかける事にした。

「レイカ、いつまでそうしてるんだ?早く入って来い。」そう言うとレイスはびっくり目を大きく開けて、レイカはおずおずと入って来た。

「…」レイカは床を見て何も言わない。

「椅子に座れ。」と言うと、

「…はい。」と小さな声で言い、椅子に座った。俺の斜め前、レイスの右隣だ。