言い切るとレイカは暫く考えて

「条件付きなら、お城に行くよ。」と…?

………条件?

首を捻ってるのを感じたのか

「技術提供や開発には一切禁止。…例外処置はレーザーポインターが壊れた時のみ〝修理〟だけ。もう1つはシエルをちゃんとお城に連れてってシエルを今までと同じ生活を約束すること。…あたしがもし破られたと思ったらお城を出ていくし、今までの蓄えでアパートを借りる位なら出来るしね。」…。

「分かった。飲むよ。」…技術提供の類いは全部駄目。…まぁ、これはこの国を思っての発言だし、シエルは大事な家族、だもんな。

「ま、俺の権力使えば理不尽な事があれば無理矢理職業剥奪は出来るけど、余り使いたくない手だもんな…レイカが城に行くときに俺の名前で禁止って言っておくだから、レイカは安心しな?」その言葉で安心したのかレイカは眠たそうな顔をしてふぁ~っと欠伸をしてたから

「さ、寝ようか」と言ってベッドに寝かせて俺はベッドの端に腰掛けてレイカの頭をゆっくりと撫でた。(これをするとこてっと直ぐにレイカ、寝るからな。)

…レイカが寝たのを確認してから起こさない様に執務に戻った。

…執務が終わり、俺が寝たのは午前2時過ぎだった。