「では、レイカを入団させる。…ゼリア、レイカと俺に付いてこい。」そう言い残し、フロアを出たからあたしは追いかけた。

ー廊下ー

歩くスピードが早いです…クロードさん…。

脚の長さが違いすぎるからクロードさんは普通に歩いてるのかも、だけどあたしは小走りになってる。

…ゼリアさん?は慣れてるみたいだけど。

やがて1つの部屋に着くとクロードさんは部屋に入り、あたしたちも入ったらそこには部隊の制服が沢山あった。

「ゼリア、今からレイカの教育係りに指名する。…ゼリアも気付いてるだろうがレイカは〝この世界の人間じゃない。異世界の人間だ。〟だから読み書きも当然だが、分からない。今は俺の結界で通じるが、このままではダメだ。読み書きは基本俺が教えるが、団長の集会など開けなければならない事もある。…だからカバーを頼む。」と一呼吸で言った。

「了解しました。」とゼリアさん?は言って

「改めて、〝風使いのゼリア〟…さっきは失礼な態度でごめんなさいね?」と言った。

「あ、いえ、あたしも冷たく接してすみませんでした。鳴瀬鈴華です。改めて宜しくお願いします。」と言った。