今日は久しぶりに

高校時代からの親友との約束で
家を出る私に


玄関先で立ち止まって

延々と注意を繰り返す亜月




亜月は

とにかく心配性で……




たまに
極端すぎるところもあるけど


でも
そんな彼の心配性が

私への愛からきていると思うと

幸せを感じてしまう私は





「………うん



ありがと、亜月」








……相当

彼に溺れている