百花繚乱-新選組-



「美奈、おまえ、平助と何かあったのか?
まぁ、大体は察しが付くが…。」


土方さんが聞いてくる。
そっか、土方さんには隠し通せないか。

他の人はっと…。
うん、ポカンとしてるから皆気づいてはいないな。


よし…。

「いえ、何でもありません。」


私は笑顔で答えた。
他の人には隠し通すために。

土方さんは「まぁいい」と言った後、


「それより、お前、鬼と夫婦になるたぁどういうことだ?」


「土方さん、そんなに怒らないでください。」


「怒らないでって言われても無理だ。」


他の皆は真剣な顔してこっちを見てくる。


「―――しょうがないんです。


美桜は近いうちに鬼が私を迎えに来ると言ってました。

鬼が来たとき、あなたたちが殺されるとも…。


だから、私はあなたたちが死んでしまわぬように、そう思って…」



パンっ


私が言い終わる前に、頬を叩かれた。
沖田さんだ。



皆、驚いた顔をしている。


沖田さんはいつになく真面目そうな顔。



「ぶってしまってすみません。

でも、それでいいんですか、美奈さん。
あなたはそれでいいんですか?



…言ったでしょう。私たちは仲間だって。」



私は沖田さんの言葉を聞いて…








気づいたら泣いていた。