「あ、あぁ。おはよう。」



「ねぇ、平助君。起きてすぐに悪いんだけど、この髪、元の長さまで切ってくれない?」



「あぁ。ちょっと待ってろよ。」


そう言って平助君が小刀を持ってくる。




「平助君、ありがとう。」





平助君は、私の髪の毛をきれいに切りそろえてくれた。




髪を切りそろえた後、

「俺、皆呼んでくる。」


と平助君は部屋を出て行った。



しばらくして、大勢の足音が部屋に近づいてくる。





スパァァァンッ




勢いよく襖が開けられた。




襖を開けた人は、土方さん。
その後ろには、皆いる。



「おはようございます、皆さん。」



私は微笑みながら言った。






「おい、お前。おはようございますはねぇだろ。」



そう言って、土方さんが微笑む。



「じゃあ、おはようございます以外に何を言えばいいですか?」

「ただいま、だ。」