「え…?」
「私があなたをここに連れてきた本当の理由は、壬生浪士組と一緒に過ごして心の傷を治してほしいということではない。
私の代わりに、私の使命を果たすためにここに連れてきた。
もう、運命の歯車は回り始めている…。」
「使命…?」
「そう、使命…。」
「そん、なっ!!
私はこの時代でやっと居場所を見つけた!!
なのに何故、私の居場所を奪おうとするの!?
私は、あなたの使命を果たすためにここに来たんじゃ、ないっ!!
はやく、私をこの世界から出して!!」
「それは無理な話ね…。
あなたにはここで使命を果たしてもらわないといけない。
木花開耶姫命、あなたは本来の自分の目的をお忘れになっていませんか?」
「私は、木花開耶姫命ではないっ!!」
「では、あなたは、ここ最近の奇妙な出来事をどう受け止める気ですか。
あなたの…美奈の力は、大坂力士乱闘事件の時に完全に目覚め始めた。
そして今朝も、奇妙なことが起こったでしょう?」
「今朝…。
そうだ、髪の毛が一晩で伸びて…。」
「そうです。あなたの木花開耶姫命の力が目覚め始めた。」
「そんな…。
じゃあ、本当に私の居場所はあそこじゃ、ない、の…?」
美桜が頷く。

