「…美奈、どうしたの?」
二人は眠たい目をこすりながら起きてしまっていた。
ドタドタドタッ
こちらに向かってくる複数の足音。
そして、
スパァァァアアンッ!!
勢いよく襖が開いた。
「玖龍、大丈夫か?何があった!?」
と、土方さん。
その後ろには永倉さんや原田さん、斉藤さんに山南さんも来ていた。
近藤さんは…いない。
まぁ、気持ちよく寝ているんだろう、近藤さんのことだし。
「髪の毛が…その、一晩で、伸びて…。」
ふらぁっ…
やばい、倒れる。
「って、おい、玖龍っ!!」
私は土方さんの言葉を聞き、そこで意識を手放してしまった。