目を開けると、私の近くにいたはずの力士が遠くへ飛んで行っている。
約一メートルぐらい…。
周りを見渡すと、他の力士は皆倒れており、立っているのは壬生浪士組の人たちだけ。
しかも、力士の人たちは、私の近くにいた人たち以外、私を中心に、例えるなら私が爆心地でそこから外に向かって広がっていくように、力士たちは倒れていた。
「うそ、だろ…?」
永倉さんが呟く。
他の皆も唖然としている。
「…一体、何があったの?」
私が呟くと、総司が刀を地面に落として駆け寄ってきた。
「美奈さん!!」
私は総司を見る。
総司は心配そうな顔をしていた。
「大丈夫ですか?
お怪我はありませんか!?」
そう言って総司が私の安否を確かめるように腕をつかむ。
私は何があったのか分からず呆然と座っていた。

