「な、永倉さん。重いんで下してください!!」
「お前、腰抜かした状態でよくそんなこと言えるな。」
「でも…。」
「大丈夫だって。お前、軽いから。」
私は申し訳なさと恥ずかしさで頬を赤らめた。
そしてそれを隠すように下を向く。
「美奈、やっと来た!!」
総司の声が聞こえる。
結構走ったから、かなり時間を食っていたようだ。
「永倉さん、もう、立てます。」
「おぅ。」
永倉さんは総司の前で私を下す。
「美奈、顔赤いけど、どうしたの?
さては、新八さんに何かされたんでしょ?」
総司がニヤニヤしながら聞いてくる。
「ち、違いますよ!!」
総司を見ると、くすくす笑っていた。
「おぅ、違う違う。こいつがさっき腰抜かして歩けなくなったから姫抱きしただけだぞ!!」
私は総司を見て、コクコクと頷く。
それに対して総司は
「どうだか。」
と、意味深な笑みを浮かべて皆のところに戻っていった。

