どうやら、壁の正体は力士だったみたいで、芹沢さんは力士たちと言い合いをしていた。
「我らは会津藩お預かり壬生浪士組だ。そこをどけぃ!!」
「ふん。田舎侍が。お前らがそこをどけ。」
ぶちっ
私の頭のなかで何かが切れた。
「ちょっとあんたたちねぇっ!!」
私が力士たちに文句を言おうとするとうめき声がして、力士の一人が倒れていた。
「え…」
私は目を疑う。
そこには、腕から血を流した力士が倒れていた。
芹沢さんを見ると血が付いた刀を持っている。
私は腰を抜かして、その場に座り込んでしまった。
「おい、美奈。大丈夫か?」
永倉さんが駆け寄ってくる。
私は唖然としていた。

