「えっ、ちょっ、沖田さん?」
「なんですか?」
「なんか、沖田さんが纏ってるオーラ…じゃあなくて、空気がとてつもなく黒いんですけど…。」
「そうですかぁ?」
沖田さんが黒い笑みを浮かべて私に近づいてくる。
私は、それを避けるようにして後ろへどんどん下がっていった。
でも、ここはせまーい船内。
私の抵抗は空しく、すぐに追い詰められてしまった。
「おっ、総司やるねぇ。」
永倉さんや、原田さんの声が聞こえる。
そんな冷やかしはいいから、私を助けてください!!
「沖田さん、私、何かしましたか?」
「うん、したね。今さっきも。」
「私、何しましたか?」
「えぇ?前に言ったじゃん。」
「なんでしたっけ…?」
「名前。」
「…。」
忘れてたぁっ…!!

